釉薬と素地との境に現れる「火色」。
それは土と空気炎との共演が生み出す自然の景色です。
通常は釉薬を全面に掛けるため火色は裏面に隠れてしまいますが
釉薬を途中まで掛けることで美しい自然の色彩を表面の意匠として表現しました。
土も釉も白を用いることで火色の赤がより鮮明に浮かび上がり美しい景色を作り出します。
それはまるで「大地」と「空」との境に広がる朝焼けの「陽」の色のように水平線を描きます。
1997年武蔵野美術大学を卒業後、同研究室助手を経て2004年よりKAICHIDESIGNを主宰。
考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え、関わる人が生き活きと生活できるよう活動している。
主な活動に角館伝四郎、ひきよせ、リビングトーク、イストクのブランディング、KOTORI(アッシュコンセプト)や酒器だるま(セラミック・ジャパン)等のプロダクトデザイン、EDITORYのインテリアデザイン、和香味のグラフィックデザイン等。
グッドデザイン賞(2004/’11/’13/’14/’16)、red dot design award(2010)、Design for Asia Award(2012 香港)、Tokyo Business Design Award 2013 優秀賞 等受賞。
A Dream Come True(ミラノ、2007)、現代のプロダクトデザイン(東京国立近代美術館、2013)等出展多数。